12月の明星
著者:小川 春
Story
会社を辞めて自身の将来について考え直していた絵描きの珪(29)は、知り合いの編集者の頼みで小説家の西園寺聖(32)の似顔絵を描くついでに、彼の家に泊まり込み、仕事ぶりを見張るという突拍子もない依頼を受ける。
32歳で小説家、高級住宅地の一戸建てに一人暮らし…。
どんな人物か想像もつかないまま、聖の家を訪れてみると、あからさまに迷惑がられ、素っ気ない対応であしらわれてしまう珪…。
だが、せっかくのモラトリアム期間。新しい環境に飛び込むことを決めたからには、聖が嫌な奴でもきちんと向き合う決意をした珪は、聖が人を遠ざける理由があることに気付いてしまう…。
不愛想でいつも仏頂面な彼が、珪との同居で少しずつ開いていく心の内は──…!?
社会性ゼロの小説家×モラトリアムな絵描きの同居コメディBL。