イントロダクション
神人(サフィラス)と呼ばれる支配者階級が魔法を独占する国家・「トルニカ連合国」。少年センリは魔法の師のセットとともに暮らし、魔法の腕を磨いていた。
そんなある日、センリは一人の神人の貴族と町で出会う。彼の名は「エゼル」―――かつて師・セットに対して無法な振る舞いを行い、 今も消えぬ傷を負わせた貴族の名前だった。
刺客に襲われたエゼルを、自らの信念の元救うセンリ。
エゼルは近く開かれる「守護王」の座を巡る戦い聖戦(アーレア)にて自らの剣(グラディウス)として戦ってくれることをセンリに請願した。
偽りの王は真の王に成りえるのか!?
著者:ザザロン亞南
「偽り王のグラディウス」3巻(完)、5/27発売!
「偽り王のグラディウス」2巻、6/27発売!
「偽り王のグラディウス」1巻、2/27発売記念フェア開催!!
月刊Gファンタジー2017年8月号から連載開始!
センリ
使い手の少ない水の魔法を操る「白晶」の少年。
エゼル・ヴェンティエ
顔に傷を持つ貴族の青年。センリに剣になることを請う。
セット
親のいないセンリを養っており、魔法の師でもある。
ジリアン
貴族であるエゼルの家令。物を自在に移動させる。
トラント
エゼルの率いる軍・第一部隊の隊長。硬骨漢。
聖戦(アーレア)
6つの小国からなる「トルニカ連合国」の頂点に立つ「守護王」を決めるための戦い。各地の王が自らの剣(グラディウス)を率いて戦う。
神人(サフィラス)
トルニカ連合国の支配層。晶石を胸に宿し、その力を用い魔法を使う。使用できる魔法は、その家系や地方によって異なる。
白晶
神人(サフィラス)と平民の間に生まれた子供の中で、魔法を受け継いだ者。