イントロダクション
時は江戸。「兎角奇団」と名乗り、曲芸奇術を生業にする兄弟がいた。
呪いによって体の成長が止まってしまった小さな兄「志月」と、兄を慕い、兄のために生きる弟「千兼」。
二人は忌まわしき呪いを解くため、“怪奇”を否定する旅に出る――。
奇々怪々な江戸奇術譚。
著者:十束椿
「兎角ノ兄弟」4巻(完) 10/28(木)発売!
「兎角ノ兄弟」3巻 12/27(月)発売記念フェア開催!!
「兎角ノ兄弟」第3巻、12/27発売!
「兎角ノ兄弟」第2巻(水) 1/27発売記念フェア開催!!
「兎角ノ兄弟」第1巻、8/27発売!
月刊Gファンタジー2020年3月号から連載開始!
志月(しづき)
奇術師の空蝉によって、不老不死に変えられた過去を持つ。十歳の姿のまま、成長が止まっている。
千兼(ちかね)
志月の二歳下の弟。空蝉に襲われた時、兄に助けられた。志月をしづ兄ィと呼び慕う。剣技が得意。
空蝉(うつせみ)
謎の奇術師。空蝉一座の団長を務め、一世を風靡したが、ある時から急に姿を見せなくなった。
兎角奇団(とかくきだん)
志月と千兼で成る曲芸団。京で発足し、江戸へ渡り活動を続ける。志月の体格を生かした軽業と、千兼の華麗な剣技が人気。