美しいばけもの

美しいばけもの

イントロダクション

獣の姿をして、訪れた土地に“祝福”を授けるとされる神、“大神様”。その伝承が残る山間の集落は、一年中降りやむことのない豪雪に苦しめられていた。“大神様”への供物が足りないためだと考えた住民はとある決断を下す。それは“奴隷の少年”を“人身御供”として、“大神様”へ差し出すことだった…。
“少年”と“獣”、そして“祝福”と“呪い”の物語。

著者:山本夜子

第1話 立ち読みをする

キャラクター

  • 少年

    少年

    豪雪を止めるべく、人身御供としてオオカミ様へ差し出された奴隷の少年。
    極度のお人好し。

  • オオカミ様

    オオカミ様

    大きく赫い躰を持ち、神として崇められていた獣。
    人の言葉の真偽がわかる。