肉と酒を好む英雄は、娶らされた姫に触れられない。

著者:鯵御膳
イラスト:坂本あきら

Story

「褒美を取らす故、望みのものを言うがよい」
「はいっ、肉と酒がいいです!」
人並外れた武勇を誇る辺境伯子息・ガストンは、筋骨隆々な肉体に似合わず朴訥な性格だった。
そんな彼に国王が与えたのは敗戦国の王女イレーネで!?(どうして??)
弱々しい抗議も空しく、ガストンは彼女と結婚することに。
だが、儚げな容貌のイレーネは実は一筋縄ではいかない性格で、結婚初夜でも一切触れてこないガストンを思いっきり叱責してしまう。
それでもガストンは歩み寄り、イレーネもまた彼の優しさを知ることで、ようやく近づき始めたふたりの距離。
「なんて可愛いんだ…」
「なんて素敵なの…」
そして、お互いの良いところを知れば知るほどドキドキが止まらなくなってしまい――!?

Information

Special

著者・鯵御膳先生の新作『人質姫が、消息を絶った。 ~黒狼の騎士は隣国の虐げられた姫を全力で愛します』もDREノベルスにて好評発売中!!
本作との2カ月連続刊行を記念し、SSを公開中です!

「肉と酒side」公開中!

「人質姫side」公開中!

それぞれの作品のキャラクターが登場する、ここでしか読めないクロスオーバーSS、ぜひお楽しみください。

Character

  • ガストン

    勇猛で知られる辺境伯家の中でもさらに頭抜ぬけた武勇を誇り、『歩く戦術兵器』『ワンマン・レギオン』などの二つ名を恣ほしいままにする男。イレーネに対しては不器用。

  • イレーネ

    敗戦国の王女。今回の停戦において、両国友好の証として来たとされている。儚げな風貌とは異なり、芯は強い。元々の境遇ゆえか優しくされることに慣れていない。

  • ファビアン

    男爵家の次男でガストンの幼なじみ。今は従者として傍にいる。威圧感のあるガストンにもまったく動じず、言いたいことが言える関係。

  • マリー

    イレーネの侍女。忠誠心が厚く、隣国に嫁ぐイレーネについてきた。とにかくイレーネの幸せが第一で、自分のことは二の次にしがちではある。

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