忘却聖女

著者:守野伊音
イラスト:朱里

Story

“聖女”――それはアデウス国の象徴であり、神の代弁者。
歴代随一の治癒と浄化の力をもつ第十三代聖女マリヴェルは
ある日、目を覚ますと周囲の人間から綺麗さっぱり忘れ去られていた。

聖女を騙った冒涜者として神殿から追放されたマリヴェルは全てを失いスラムに流れ着くが
ただ一人、聖女を忘れていなかった神官と再会し
再び聖女の座を目指して選定の儀式へ参加することに。

ところが、マリヴェルに敵意をもつ何者かの影響か
彼女の選定儀式はトラブル続きで……。

これは力強くも健気、泥臭くも美しい聖女マリヴェルが、
ささやかな幸せを取り戻すために奮闘する物語。

Information

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Character

  • マリヴェル

    アデウス国の第十三代聖女。元スラム出身の孤児。
    歴代随一の治癒と浄化の力をもち聖女としての務めは果たすが、勉強嫌いでよくさぼり、よく逃走する歴代随一の問題児でもある。非常に整った顔立ちをしているが、素行のせいか言及する者は少ない……。ある日突然、国中から忘れられてしまい慣れ親しんだ者たちの手によって神殿から追放される。

  • エーレ

    第十三代聖女に仕える最年少一級神官で伯爵家の三男。
    雪の精のような儚く中性的な美貌をもつ青年で生真面目な性格。神力(魔法のようなもの)の扱いに長けているが、運動はからしきダメ。人々がマリヴェルを忘却してもなお、彼女のことを記憶していた唯一の他者。

  • ルウィード王子

    アデウス国の第一王子の青年。
    嘘や催眠が効きにくい体質で身体能力も判断能力も高い現実主義者。ややマイペースでさぼり癖があり、同じくさぼり癖のあるマリヴェルとは悪友で仲が良かった。今はマリヴェルのことを覚えていない。

  • ディーク神官長

    聖女に仕え、神官を統括する史上最年少の神官長。
    マリヴェルをスラムから救い上げ、人としての在り方を教え、聖女まで至らせた育ての親。非常に厳格で真面目だが、優しさも持ち合わせている。マリヴェルと本当の親子になろうと願い、マリヴェル自身もそれを望んでいたが、今はマリヴェルのことを覚えていない。

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